サラディンのシタデル&オールドカイロ観光|カイロ半日お散歩コース【個人旅行ブログ】

アジア以外の海外旅行
この記事は約5分で読めます。
広告

ギザのピラミッドやスフィンクス、ハン・ハリーリ市場にエジプト考古学博物館……実はエジプトには、定番観光地の他にも「オールドカイロ」や「サラディンのシタデル」など魅力的な穴場観光スポットがたくさんあります。

本記事では、カイロ滞在中に半日で効率よく回れる シタデル~オールドカイロの歩き方 をご紹介します。

2025年7月にエジプト個人旅行をした筆者の体験談を交えてご紹介するので、これから行かれる方は是非参考にしてください。

カイロ観光モデルコースはこちら↓
https://utanokobako.com/cairo-day-trip/

カイロのおすすめグルメ7選はこちら↓
https://utanokobako.com/cairo-food-top-seven/

ギザ・ピラミッド観光の注意点はこちら↓
https://utanokobako.com/pyramid-private-trip/

カイロ中心部からのアクセスと観光のポイント

カイロ中心部の宿を出発して、まずはカイロの街を一望できると有名なサラディンのシタデルへ向かいます。

カイロ中心部~シタデル~オールドカイロ間は基本的にタクシーで移動します。所有時間の目安は以下の通りです。

  • サラディンのシタデル
    カイロ中心部からタクシーで約20分。
  • オールドカイロ
    サラディンのシタデルからタクシーで約15分。

シタデルやオールドカイロへは、ツアー観光のプランも充実しています。しかし、特にオールドカイロは街歩きが魅力的なので個人で行くのがおすすめです。

サラディンのシタデル|カイロ郊外の絶景スポット

「サラディンのシタデル」(Citadel of Saladin)は、アイユーブ朝の始祖サラディンによって12世紀に建設された要塞です。

丘の上に位置しており、当時はカイロを防衛する重要な拠点でした。2025年現在、城壁内にはモスク国立警察博物館、軍事博物館など数々の観光地が整備されています。

画像
入口

丘の上にあるため、観光するためには坂を上っていく必要があります。歩きやすいスニーカーや履きなれた靴で行くことをおすすめします。

ムハンマド・アリーモスク

サラディンのシタデルの中にあり、壮麗な巨大シャンデリアが有名なムハンマド・アリーモスク

画像

シタデルの中に入って道なりに歩いていくと、まず1番最初に目に入る大きな建物です。坂の上にあるため行くのが少し大変ですが、訪れる価値のあるモスクです。

スルタン・ナセル・ムハンマドモスク

スルタン・ナセル・ムハンマドモスクは、観光客でにぎわうムハンマド・アリーモスクに比べ、落ち着いた雰囲気が特徴のモスクです。

画像

14世紀に建設された礼拝堂は、シンプルながら重厚感の漂う荘厳な造りとなっています。

画像

国立警察博物館・牢屋跡

国立警察博物館には重大犯罪のデータや写真、実際に使われていた銃、ムチなどが展示されています。

画像

内部の写真撮影はNG。シタデルの軍事的な側面を知ることができます。

さらに、シタデル内には牢屋の再現展示もあります。個室を覗いてみると囚人の模型も用意されており、リアルな雰囲気です。

画像

カイロを一望する絶景スポット

スルタン・ナセル・ムハンマドモスクを出て道なりに進んでいくと、カイロの景色を一望できる開けた場所に出ます。

こここそが、サラディのシタデルに行ったら外せない、カイロの街並みが一望できる展望スポットです。

画像

茶色い建物が広がる砂漠都市の景観と、抜けるような青空のコントラストに目を奪われます。

オールドカイロ|コプト教の街で歴史散策

シタデルを巡った後は、タクシーに乗ってオールドカイロへ向かいます。

オールドカイロは、世界遺産「カイロ歴史地区」の構成資産の一つであり、コプト教関連の歴史的建造物が集まるエリアです。カイロとはまた違った空気感の街並みを味わうことができます。

ガーマ・アムル(アムル・イブン・アル=アース・モスク)

ガーマ・アムル(アムル・イブン・アル=アース・モスク)は、642年に建造されたアフリカ大陸最古のモスクです。

画像

女性は入る際に髪の毛や肌を隠さなければならず、入り口で靴を預け、身だしなみチェックを経て中に入ることができます。

画像

中には、貸し出し用のコーランも用意されています。

オールドカイロの教会を見に行こう

オールドカイロの有名観光地は、コプト博物館周辺に集まっており、ガーマ・アムルから徒歩約7分歩いていくことができます。

画像
下に降りる階段

教会があるエリアは特徴的な地形をしており、迷ってしまう観光客も多くいます。階段を使って一旦下に降り、小路に沿って進んでいくと目的地の教会に辿りつくことができるので、安心してくださいね。

画像

コプト博物館

ここでは、エジプトで独自に発展した原初キリスト教の流れを汲むコプト教関連の工芸品や美術品が展示されています。

アラブの寄せ木細工やデザインが取り入れられたステンドグラス、フレスコ画や棺など、コプト教の歴史を感じられる貴重な展示が充実しています。

ただし、しっかり回ろうとすると1時間ほどかかりますので、サクッとオールドカイロを楽しみたい方はショートカットしても◎

アブ・セルガ教会(聖セルジウス教会)

伝承によると、「アブ・セルガ教会」は、聖母マリアとイエス・キリストがヘデロ王の迫害から逃れ、身を隠していた洞窟に建てられたそうです。

教会は地下にあり、辿りつくのが少し難しいのが難点ですが、せっかくオールドカイロに行ったなら是非行きたい観光地の一つです。

聖ジョージ女子修道院

ガイドブックに載っていない穴場観光スポット「聖ジョージ女子修道院」

オールドカイロの街を散策していたらたまたま見つけたのですが、聖ジョージの鮮やかなモザイク画が印象的な修道院です。

画像

番外編:ウンム・クルスーム博物館

番外編として、エジプト音楽好きにたまらない「ウンム・クルスーム博物館」についてもご紹介します。

ちなみに筆者はシタデル~オールドカイロの散策を終え、ザマーレクに向かう途中で立ち寄りました。

画像

アラブ世界を代表する人気歌手ウンム・クルスームの煌びやかな衣装やアクセサリー、トロフィーや勲章などが展示されており、ウンム好きにはたまらない空間です。

まとめ

本記事では、カイロ滞在中に半日で効率よく回れる シタデル~オールドカイロの歩き方 をご紹介しました。

中心部の博物館や市場だけではなく、少し足を伸ばしてシタデルやオールドカイロを巡ることで、より深くエジプトの歴史に触れることができるのではないでしょうか。

これからエジプト旅行に行かれる際は是非参考にしてください。

タイトルとURLをコピーしました